野の百合、空の鳥

アニメ・漫画・文学を「読む」

文学-やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

『俺ガイル』14巻 感想・考察 だから青春は「本物」を求め続ける

「自意識の化物」がたどり着く先は、人間への不信、言葉への批判、そして本物の希求です。 疑り深い人は言葉の裏を読みたくなる、そうすると、人の心理が透けてくる。すると、もううわべだけの馴れ合いには気持ち悪さしか感じなくなる。だから本物の、もっと…

『俺ガイル』8巻 解説・考察「こうして、比企谷八幡はまちがえる」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (8) (ガガガ文庫) Ⅰ. 「まちがい」 自分が何かまちがえたのではないかという、その疑念だけが残った。 (渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑧』p.334より) 『俺ガイル』8巻のキーワードは「まちがい…

『俺ガイル』7巻 考察・解説 「そうして、彼ら彼女らは嘘をつく。」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 ガガガ文庫 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている Ⅰ. 「だから、誰もが嘘を吐く。」 大事だから、失いたくないから。 隠して、装って。 だからこそ、きっと失ってしまう。 そして、失ってから嘆くのだ。失うこ…

俺ガイル 第1章(1~6巻) 考察 ――ようやく彼ら彼女らはお互いを「知る」―― <後編>

<前編>においては、「知る」ということについて、特に八幡と由比ヶ浜の関係から、彼らが互いをどのように「知って」いったのかを見てきた。 <後編>においては、さらに八幡と雪乃の関係から「知る」ということを見つめ、『俺ガイル』第1章で「知る」とい…

俺ガイル 第1章(1~6巻) 考察 ――ようやく彼ら彼女らはお互いを「知る」――<前編>

『俺ガイル』第1章(1~6巻)((公式で割り振られた区分ではない。本考察(および本ブログ)では、便宜上1~6巻を第1章と呼ぶ。))は、彼ら彼女らがお互いを「知り」、スタートラインに立つまでの物語だ。 そこで重要となっているのは「知る」ということだ。 …

俺ガイル考察 5巻でカマクラがネコリンガルに残した言葉

今回は俺ガイル5巻でカマクラの残した言葉はいったい何だったのかを考察していきたいと思います。 本編と直接関わりないからか、自分の見た範囲ではこれに関してあまり有効な考察はされていませんでしたが、この5章は短編としてうまく出来ていますし、ところ…