野の百合、空の鳥

アニメ・漫画・文学を「読む」

【マギレコ解説】マギレコ2話がアニメーションとして優れている理由①「ゴーシュバーガー」について

Ⅰ. 「4分間」 「4分間」、見ず知らずの人の会話を聞くところを想像してみてください。 カフェでも電車でも、なんとなく誰かの会話が気になって聞いてしまう、という経験は誰にでもあるのではないかと思います。 しかし、その会話をずっと聞いていたいなと思…

2019年をふりかえって

Ⅰ. もしも言葉がなかったら もしも言葉がなかったら、私たちはどういう存在になっているのだろうか。言葉のおかげで私たちは、現にあるような存在になっている。言葉だけが、限界で、もはや言葉が通用しなくなる至高の瞬間を明示するのである。だが、語る者…

『PSYCHO-PASS 3』7話 感想・考察 「神の名をみだりに唱えてはならない」

Ⅰ. はじめに 『PSYCHO-PASS3』も残り1話となりました。 7話では宗教特区の事件は解決しましたが、やはりまだビフロストや慎導篤志についてなど、謎は多く残っています。また7話は細かいネタが多く盛り込まれていたのが印象的でした。 そこで今回は、前回に引…

『PSYCHO-PASS 3』5・6話 感想・考察 ビフロストの椅子/エターナルホワイト/出島

Ⅰ. 残り2話 『PSYCHO-PASS3』も残り2話となりました。 ビフロストの正体、局長交代の真相、常守幽閉の謎など、回収すべき伏線はたくさんありますが、あと2話ですべて解決するのは困難でしょう。 おそらく制作側も、最初から「3」の後に劇場版や新しいテレビ…

『PSYCHO-PASS 3』考察 梓澤廣一と「地獄の季節」/「ラウンドロビン」=「パノプティコン」?<後編>

こちらは<後編>です。<前編>はこちら↓ www.zaikakotoo.com Ⅵ. 「ラウンドロビン」=「パノプティコン」は裏付けできるのか? ⅰ. 「地獄の季節」を起こしたのは厚生省? ⅱ. 「ビフロスト」がマネーゲームをする理由 ⅲ. 3話の謎のカットは経済省? ⅳ. ラウ…

『PSYCHO-PASS 3』考察 梓澤廣一と「地獄の季節」/「ラウンドロビン」=「パノプティコン」?<前編>

Ⅰ. 梓澤廣一のプロフィールについて 梓澤の経歴とその詳細 『PSYCHO-PASS3』第5話より©サイコパス製作委員会 『PSYCHO-PASS 3』第5話にて、梓澤廣一のプロフィールが明らかになりましたが、これが物議を醸しています。 というのは、彼が二係の元執行官であっ…

『PSYCHO-PASS 3』4話 感想・考察 仕組まれた「パンとサーカス」

Ⅰ. 「パンとサーカス」 『PSYCHO-PASS3』第4話より©サイコパス製作委員会 灼「古代ローマの詩人ユウェナリスは、権力者たちはパンとサーカスによってローマ市民を盲目的にしていると詩編で揶揄したそうです」 カリナ「いいじゃない、それで平和になるなら。…

『俺ガイル』14巻 感想・考察 だから青春は「本物」を求め続ける

「自意識の化物」がたどり着く先は、人間への不信、言葉への批判、そして本物の希求です。 疑り深い人は言葉の裏を読みたくなる、そうすると、人の心理が透けてくる。すると、もううわべだけの馴れ合いには気持ち悪さしか感じなくなる。だから本物の、もっと…