出店案内
文学フリマ東京40に出店します。
開催 2025年5月11日(日)
時間 12:00〜17:00
(最終入場16:55)予定
入場料 1,000円
会場 東京ビッグサイト 南1-4ホール
入場チケットの入手法などは、上記のサイトよりご確認ください。
私のブース名は「レプリカ編集委員会」で、ブース番号は「N84」です。カタログページは以下です。
新刊『レアリテ』
今回は、新刊として『レアリテ:アニメ批評・考察実践集』を頒布します。こちらはこれまで「才華」名義でいろいろなところに発表してきたアニメ等の批評、考察などをまとめた本になります。
目次は以下です。
とりわけ、『川越ボーイズ・シング』論と「世界は「ひとつ」(で)しかない」という論攷に関しては、初出の『もにも~ど2』、『応答』各誌の主催者である、あにもにさん、大玉さんから再掲をご快諾をいただきました。改めて、感謝申し上げます。ありがとうございました。
そのほか、ほとんどはこのブログか、弊note(才華|note)に掲載したものですが、一部、ほとんど書き下ろしの文章(『冴えカノ』6話の考察)やTwitterなどにバラバラに書き散らしていたものをまとめたもの(『義妹生活』第9話の小考や『スキップとローファー』第9話の小考など)もあります。
もろもろのことは、「はじめに」や「おわりに」にも書きましたし、何なら「はじめに」を先に公開しようか迷っている最中ですが、ともかく、「才華」としての集大成となっているので、ご興味のある方はぜひお手に取ってくだされば幸いです。
もちろん、遠方の方含め、当日会場に来られない方もいらっしゃると思うので、文フリ後に通販を利用しての頒布も予定しています。詳細はまたTwitter等でお知らせしますので、もう少々お待ちください。
新刊についてもう少し
いろいろと考えるところがあるのですが、新刊はとりわけ、アニメってどうやって見たら面白いだろうなとか、他の人はアニメをどうやって見ているのかなとか、アニメについての感想や考察ってどうやって書いたらいいのかな、と思っている人に向けています。
一言で言えばそれは、まなざしの共有、ということになるでしょうか。要するに、私が見ている世界を、いろいろな人におすそ分けできればな、という一心で書いています。
もちろん、他人のまなざしをそのまま借り受ける必要は毛頭ありませんから、私の「眼鏡」が気に入らなければかなぐり捨てればいいし、あるいは、私の「フレーム」だけ活かして、別の「レンズ」を入れてもよいと思います。
ともかく、いろいろな見方があると思いますし、そのような見方のひとつとして、もろもろの言葉を編んだ本が、『レアリテ』になります。
まったき現実でも、まったきフィクションでもなく、手触りのあるリアリティとして、この本が読まれればよいなと思います。
既刊について
既刊の『ピンドラ』考察本、『俺ガイル』考察本は、今回も持っていきます。
こちらはすでに通販でも頒布していますが、当然会場のほうが安いので、会場にお越しの方はそちらでの購入も検討していただければと思います(ただし数には限りがありますので、どうしても絶対に購入したいという方はお早目にきていただくか、通販をご利用していただければ幸いです)。
『ピンドラ』本にしても、『俺ガイル』本にしても、発売からかなりたった今でも買ってくださる方々がたくさんいらして、それぞれの作品の強さをつよく感じます。もちろん、寄稿してくださった方々の尽力のおかげでもあると思います。ありがとうございます。
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1798801
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1819284
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2274973
コトヒキ会について
ついでに少し宣伝ですが、今回の新刊にも収録されている原稿の初出である『応答』を出版したコトヒキ会でnoteを始めました。
以前からお伝えしているように、こちらは大玉さん、三澤さんという方々と行っている同人批評活動です。
こちらには『応答』からの再掲の文章のほか、これからもろもろの記事を掲載してゆく予定です。
当面のコンセプトは「生きる歓び」、「魂のこと」、「本当の事を言おうか」ということになっており、人生スケールで、物事を考え、ものを書いてゆくことになると思います。
私自身、ライフステージが変化することもあり、いろいろとそれについても書けたらなと思っています。
ご興味のある方はぜひご覧いただければ幸いです。
おわりに
以上です。
とにもかくにも、多くの方がとりわけ新刊をお手に取ってくだされば嬉しいです。むろんそのうちの多くは、ネットでも公開されているものではありますから、無理にとは言いません……が、やっぱり作ったら売れてほしい、というのが本音ではあります(笑)
ただ、そもそもそのように本を作ろうと思い、実際きちんと完成させられたのは、このブログを初めてから7年ほどのあいだ、才華の文章を読んでくださった皆さまのおかげです。
たしかに私は、ひとりでも文章を書いてしまうような人間かもしれません。しかしながら、それを届けようと思えたのは、分け合おうと思えたのは、やっぱり、これを読んでくれる誰かがいる、誰かには届く、と思って書けたからなのだと思います。
そのことに改めて感謝を記し、本稿を閉じたいと思います。皆さま、これまで本当にありがとうございました。
「才華」としての活動はこれからもつづきますので、気が向いたときに、また文章を読んでくだされば嬉しく思います。
それでは。