野の百合、空の鳥

アニメ・漫画・文学を「読む」

2024ベストアニメ

2024ベストアニメを発表したい。 今年は基本的に、すべてのクールで1話だけは全部のアニメ見ようと心がけていたので、ふつうの配信にはないアニメや長いあいだやり続けているアニメなどを除けば、TVシリーズはだいたいのアニメに眼を通したと思う。 ただし、…

話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選

「話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選」に初めて参加させていただきます。 さしあたってのルールは以下の通りです。 ■「話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選」ルール 2024年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。 1作品につ…

公転する太陽──山田尚子『きみの色』における惑星とポエジーについて

※本記事はネタバレを含みます。 “太陽” としてのトツ子 “公転” するきみとルイ 回転する “惑星” たち 星の友情 “公転” する “太陽” ポエジーの “宇宙” おわりに:太陽といっしょになった海 p.s. “太陽” としてのトツ子 『きみの色』は、トツ子が “太陽” であ…

アニメーション的快楽を求めて——『小市民シリーズ』第2話における “リアリティ” について

はじめに——意味から逃れて 図01:直線的な画面 たとえば以上のような直線的な構図に、1話から引きつづき、境界線のメタファーを見出すことは可能だろうか? なるほどたしかに、ここでも小鳩と小佐内は、光の境界線やコンクリートの境界線、それから窓ガラス…

越境のための分断――『小市民シリーズ』第1話における “線” について

はじめに 1 分断としての “線” 1.1 「狐」と「狼」の分断 1.2 「探偵」と「犯人」の分断 1.3 他者との分断 幕間:「小市民」としての “線” 2 越境のための “線” 2.1 「無能感」としてのフレーム 2.2 「全能感」としての越境 2.3 小さな逸脱としての越境 2.4 …

文学フリマ東京38(5/19)参加作品のお知らせ

文学フリマ東京38 bunfree.net タイトルの通り、2024年5月19日(日)東京流通センターで開催される文学フリマ東京38に参加します。 文学フリマとは、小説や詩歌、評論・研究作品の同人誌即売会です。コミケの文字媒体版、みたいな感じでイメージすると分かり…

noteにも短い文を投稿してゆくことにしました。

note.com タイトルの通りです。 これまではなんとなくもてあましていたnoteですが、映画の感想やちょっとした考察など、短い文章は note のほうに投稿してゆく、という方針にしました。 これまで短い文章は Twitter (https://x.com/zaikakotoo?t=QCWCAJSptB…

「橋」渡しをするとはどういうことか—— 『キズナイーバー』第7話の演出について

1. 「交通」のメタファー 橋を架けるということが、心が「通う」ことのメタファーであるというのは、たとえばフランス語の« communication » が ——むろん「コミュニケーション」の謂いである——、その昔「交通」と訳されていたことからも伺える。 そうでなく…